痔の治療の基本は保存療法
痔の治療は生活習慣の改善や薬物治療による保存療法が基本になります。
便秘は痔の主原因のひとつであるため、食事指導も効果的な対処方法です。
手術は保存療法で効果がみられない場合に行います。
金古医院 ( 群馬県前橋市 ) では、主治医が患者さんとよく相談した上で治療方針を決定します。
●痔を防ぐ生活習慣の例
・ 毎日お風呂に入る。血行を良くして肛門を清潔に保つ
・ 便秘 ・ 下痢にならない食生活の工夫
・ トイレでは強く ・ 長くいきまない
外科的療法 ・ 手術の具体例
金古医院 ( 群馬県前橋市 ) では、主治医が患者さんと相談の上、
一人ひとりの症状に合わせた治療を行っています。
痔核に対しては切除手術に加え、ジオン注 ( ALTA療法 ) による日帰り手術を実施しています。
痔核の治療法
痔核を切除せず、注射によって治療します。
ジオン注という薬剤を注入して患部を固めて小さくする方法です。
当院では切らずに治すジオン注による日帰り手術 ( ALTA療法 ) を積極的に行っています。
内痔核に特殊な輪ゴムをかけてしばります。壊死した痔核は肛門から脱落します。
麻酔無しの外来で処置できますが、大きな痔核には輪ゴムがかからないため適応できません。
最も基本的な痔の手術法で患部をすべて切り取った後、傷口を縫い合わせます。
あらゆる症状に対応できますが、痛みや出血があり入院が必要となる時もあります。
生活指導と薬物治療による保存的治療を行います。症状が改善しない慢性裂肛などには肛門拡張法、
LSIS ( 側方皮下肛門内括約筋切開術 ) などの手術を行います。
痔瘻 ( あな痔 ) の完治には手術が必要です。
膿がたまり炎症が強い場合は、抗生剤や消炎鎮痛薬を投与して症状の改善をはかります。
症状が改善されない場合は、応急処置として皮膚を一部切開して膿を出す場合もあります。