ジオン注は、『 脱出を伴う内痔核 』、『 出血を繰り返す内痔核 』に投与 ( 局所注射 ) して痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を縮小させる治療法です。
切らない手術のため、術後はほとんど痛みがなく日帰り手術で行えます。
金古医院 ( 群馬県前橋市 ) ではジオン注 ( ALTA療法 ) による日帰り手術として行っています。
硫酸アルミニウムカリウム水和物 … 脱出症状や出血症状を改善させます。
タンニン酸 … 硫酸アルミニウムカリウム水和物の働きを調節します。
ジオン注を投与する前には麻酔をかけます。
麻酔は、硬膜外麻酔 ( 肛門を支配する神経に麻酔をかける方法 ) 、もしくは局所麻酔を行い、肛門の筋肉を緩めて注射しやすくします。ひとつの痔核に対して、薬液をよく浸透させる目的で4か所に分割投与します。
複数の痔核がある場合は、それぞれに投与します。
手術時間は、痔核に注射するだけですので短時間ですみ、麻酔も含めると20~30分で終了します。
術後は、麻酔の影響がなくなるまで病院で数時間休んでいただいた後に帰宅していただきます。
投与後、痔核に流れこむ血流が減少するため早期に出血症状が改善されます。
投与した部分は徐々に小さくなり、脱出しなくなります ( 1週間~1か月 ) 。
投与後、翌日より通常の日常生活を送ることができます。
力仕事などの重労働は数日間避けていただきます。
ジオン注による硬化療法を行えるのは、内痔核治療法研究会に認められた専門医だけです。
ジオン注を患部に対して正確に適量投与するためには四段階注射法の習得が必要なためです。
金古医院 ( 群馬県前橋市 ) では、ジオン注 ( ALTA療法 ) の専門医が在籍しています。